水戸の明利酒類(水戸市元吉田町)が12月16日、つくばのリストランテツムとコラボした「酒粕(かす)ティラミス」を発売した。(水戸経済新聞)
同社常務の加藤喬大さんによると、茨城県の食材を使ったイタリアンレストラン「リストランテツム」や「マジロカフェ」(以上、つくば市)を経営するシェフ・大井健司さんの「地元の食材を使って振る舞いたい」という思いに共感し親交を深める中で口にした、大井さんが手がけるティラミスに感動したのがきっかけ。
以前から同社の酒かすは販売していたが、そのまま袋に詰めるだけでなく付加価値を付けて提供したいという構想があったことから大井さんと打ち合わせを重ね、今年夏から「酒粕ティラミス」の開発を進めてきたという。
同商品は、コーヒーを染み込ませたスポンジにレーズン、同社の酒かすとマスカルポーネチーズのクリームを重ね、上からホワイトチョコを削りかけたもの。
大井さんによると「こだわりは、酒かすの味もしっかりとしつつ、複雑な味わいを出すために酒かすやコーヒーと相性の良いレーズンやホワイトチョコで味わいに広がりを持たせたこと」だという。ティラミスを入れる容器には、縁起物である一合升を選んだ。
加藤さんは「酒かすの柔らかな甘みを感じながら、チョコレートやレーズンのとろみや甘みを直接感じて楽しんでいただけたら」と話す。
価格は1,100円。
別春館(水戸市元吉田町)とマジロカフェ(つくば市二の宮)の店頭で販売する。
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