酸化防止剤(主に亜硫酸塩)が入っていないワインが「体にいい」とは一概には言えませんが、いくつかの観点から考えてみましょう。
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酸化防止剤無添加ワインのメリット
- アレルギーのリスクが低い
亜硫酸塩に敏感な人は、頭痛や喘息のような症状を引き起こすことがあります。そのため、酸化防止剤無添加ワインは、こうした症状が気になる人には適しています。 - 自然な風味が楽しめる
亜硫酸塩はワインの品質を安定させる一方で、果実味や香りに影響を与えることがあります。無添加ワインは、より自然な味わいやブドウ本来の風味を感じやすいとされています。
デメリット・注意点
- 酸化しやすい
亜硫酸塩は酸化を防ぐ役割を果たすため、無添加ワインは劣化が早く、保存方法に注意が必要です。開封後は特に早めに飲むのがベストです。 - 雑菌の影響を受けやすい
酸化防止剤がないと、ワインが雑菌の影響を受けやすくなり、発酵が進みすぎたり、酢のような風味になってしまうこともあります。 - 飲みすぎは体に良くない
酸化防止剤が入っていなくても、アルコールの摂取自体が健康に影響を与える可能性があるため、「体に良い」とは必ずしも言えません。適量を守ることが大切です。
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結論
酸化防止剤無添加ワインは、アレルギーの心配がある人や、自然な風味を求める人には向いています。
しかし、保存や品質管理が難しく、必ずしも「体に良い」とは言い切れません。
結局のところ、大事なのは適量を楽しむことですね。