ワインを楽しむとき、必ずといっていいほど話題になるのが「料理に合わせてワインを選ぶのか、それともワインに合わせて料理を選ぶのか?」という問題。
どちらも魅力的な選び方ですが、実際のところ「どちらが簡単なのか」を考えてみましょう。
実は、先日のイベントでも同様の質問が来ました。

料理に合わせてワインを選ぶ場合
家庭での食事や外食でのオーダー時によく使われるのがこちらの方法。
たとえば、肉料理なら赤ワイン、魚料理なら白ワインといった定番のペアリングルールを頼りにできます。
さらに、料理の味付けやソースに注目すれば、より細かく選べます。
煮込みや濃厚なソース → フルボディの赤
塩焼きやレモン風味 → 爽やかな白
和食全般 → 酸味控えめでやや軽めの白やロゼ
この方法のメリットは、普段作る料理やお店のメニューに合わせやすいこと。
迷ったらソムリエや店員さんに「この料理に合うワインは?」と聞くだけでOKです。

ワインに合わせて料理を選ぶ場合
一方、特別なワインを手に入れたときや、自宅でゆっくり楽しみたいときは、この方法が映えます。
ワインの香りや味わいを最大限活かせる料理を選ぶことで、ペアリングの完成度が一気に上がります。
例えば、
高級なカベルネ・ソーヴィニヨン → サーロインステーキやラムチョップ
香り高いピノ・ノワール → ローストビーフや牛ほほ肉のワイン煮込み
甘口デザートワイン → チーズケーキやブルーチーズ
ただし、料理を一から考える手間がかかるのと、材料をそろえる必要があるため、日常使いというよりは特別な日の演出向けです。

どっちが簡単?
結論から言えば、「料理に合わせてワインを選ぶ」ほうが簡単です。
すでに決まっている料理に対して、ワインをマッチさせる方が選択肢を絞りやすく、失敗も少なめ。
ただし、「今日はこのワインを開けたい!」という日には、あえてワインに合わせて料理を組み立てるのも楽しいもの。
シーンや気分によって使い分けるのが、ワインを長く楽しむコツです。
まとめ
普段は料理に合わせてワインを選ぶのが手軽で失敗しにくい 特別なワインのときはワインに合わせて料理を作ると満足度アップ 気分やシーンで使い分けると、ワインライフがもっと豊かになりますよ。
